<   2014年 03月 ( 7 )   > この月の画像一覧

 

桜舞え

トウキョーでは昨日開花宣言だとか
トウキョーのハズレのココはまだその気配はありません

桜は未来からの使者
変化を嫌ってうずくまる私の手を
いつも無理矢理引っ張って
新しい環境に押し出す

シャララーラ シャラララーラ

ありがたくて
ありがた迷惑

不安も面倒臭さも淋しさも
桜の花びらとともに舞って散れ

あの時のように
楽しい春になりますように

b0319629_07304906.jpg



[PR]

by telmanamikan | 2014-03-26 18:10 | 新月 | Trackback | Comments(0)  

きみの居場所

息を殺して黙っているのは

今日が過ぎるのが惜しいから
明日が来るのが怖いから

あまのじゃくで正直なおばかさん
青いカーテンの陰に隠れてるのは知ってる
ほどけた靴の紐が見えてるもの

意地っ張りで泣き虫の元少年
血がにじむほどくちびる噛みしめて

どうなろうとかまわない
みんなきみの言葉が聞きたいだけ
それを信じて無いのは自分だけ

俯いてふくれっ面で
一緒に歩く帰り道

何色にする?

そんなことしかできないけれど
すぐに忘れられてしまうけど

それでもそれでも

b0319629_01555315.jpg

[PR]

by telmanamikan | 2014-03-23 09:52 | 三日月 | Trackback | Comments(0)  

お月さまへようこそ

お月さまへようこそ

ジョン・パトリック・シャンリィの
ファンというわけではありません

お月さまが好きで
響きがいいのでいただいてしまいました

本は持っていて読みました
…内容は忘れちゃったけど

読書好きです
出産してから遠のいていましたが

久しぶりに読みたい本ができて買ってきました
私の好きな言葉を書く人が面白いといった本
悪夢の観覧車とアヒルキラーですって

時間がかかりそうです
育児とアルバイトと家事の隙間
きっと2ページづつくらい

それでもいいか
せっかく与えられた刺激
ひとかけら残らずゆっくり味わいましょう

若い頃は他人に影響されまいと
跳ね返すのに必死
影響を与える人間になりたいと高慢に
滑稽なくらいトゲのなかに隠れてました

尖っていた方がいい時もあるけど

歳を重ねて
満ち足りた月のように丸くなれたでしょうか

お月さまへようこそ
わたしへようこそ

b0319629_02043846.jpg


[PR]

by telmanamikan | 2014-03-19 20:08 | 新月 | Trackback | Comments(0)  

飛ばない翼

さあ時間だ
飛びまわるのはもうやめだ
明日からまた自分の足で進むんだ

そう言って彼は
背中の翼ををパタリと閉じた


数年前、南の国からやってきた
色褪せたリュックと擦り切れたサンダル
魂をのせたブルースを鼻唄にしながら

南の国は嫌いじゃなかった
ただトウキョーに行きたかった

魔物渦巻くトウキョーで
すぐに闇抜ける道を見つけた

ぶつかって転がって傷だらけになって進む
だけど抜群のバランス感覚で
つねに水平に前を見ていた

もっと前に進むには翼が欲しい

神さまが授けてくれたのか
自分の手で勝ち取ったのか
それはもうどちらでもいい

ある日とうとう背中に翼が生えた

大きくて青く輝く翼はどこへでも行けた
小さな南の国さえ簡単に

たくさんのコドモに夢を運び
たくさんのオトナに愛を運んだ


さあ時間だ
飛びまわるのはもうやめだ
明日からまた自分の足で進むんだ

もぎ取ったりはしないよ
一生背負って生きていくんだ
だけど翼で飛ばなくなったって
俺は何も変わりはしないぜ

珍しく遠い目をしてビールを飲んだ

そうだね、あなたは何も変わっていない
家に帰れば相変わらず破れたジャージを履いてこたつに入り
鼻唄を唄っているんでしょう?

迷いも焦りも達成感も期待も
すべてあなたのものだ
私は何をしようとしていたんだろう

おやすみなさい また明日

擦り切れたサンダルで運ぶ夢は
夕陽に微笑む月の色
愛しいあの子の宝物

b0319629_02455957.jpg

[PR]

by telmanamikan | 2014-03-15 23:51 | 新月 | Trackback | Comments(0)  

拍手がもらえるように

宇宙を取り囲む観客席があって
亡くなった人はそこに座ってこちらを見てるんだ

小学6年生の時
人は死んだらどこにいくの?という質問に
担任の先生はこう答えてた

ハゲていておじさん臭くて嫌いな先生だったけど

伏見先生
今なら本当にそうかもしれないと素直に思います

どうかみなさま
宇宙の観客席から見ていてください
みなさんに「よくやった」と拍手してもらえるように
がんばりますから

でも
実際に現地へお手伝いに行ったりできないし
募金も微々たるものでごめんなさい

今の私にできること

この子を
そしてこの子のまわりの友達たちもみんなひっくるめて
日本を地球を守れる大人に育てます
ヒーローとまではいかなくても

自分たちで考えて働いて
そのまた次の命が
安全に平和に育つ社会を作れる大人に育てます

どうか見ていてください
がんばりますから

b0319629_03051195.jpg

[PR]

by telmanamikan | 2014-03-11 03:06 | 新月 | Trackback | Comments(0)  

絶対正義

私の父は警察官だった
おまわりさんではなく私服の刑事

優秀な刑事だったようで
家には表彰状などが結構あった

それゆえに
父は家族に対しても警察官だった

人類の安全を守る絶対正義
家庭を自分を犠牲にしても悪を追う

それは家の中でも行われた

私は尊敬しながらも
やはり怖くて大嫌いで憎かった

「友達なんかいなくても家族がいるからいいや」
と話してくれた友達がいて
心底びっくりした
そんな考え方が世の中にあるんだと
母は大好きだったけど
早く家を出たかった

捉え方によるのかもしれない
その証拠に
姉はそれほど父を意識してはいなかった

今では
ひとまわり小さく丸まったおじいちゃん

おそらく嫌いな人種であろう私の主人にも
シングルマザーの姉のコドモの面倒もよろしく頼むと
頭を下げた

今さら、と自分でも思う
私も親になったことだし

でもふと思い出す
もっと楽しい時間を過ごしたかった

さて
この話はこのくらいでおしまい
今日でおしまい

b0319629_07294406.jpg

[PR]

by telmanamikan | 2014-03-05 22:47 | 三日月 | Trackback | Comments(0)  

アカズノトビラ

勇気を出してノックしたら
少し扉が開いて光が射した

でもそれは勘違いだって
すぐにわかったよ

夢を見ていたんだ

目が覚めてすごく悲しくなったけど
やっぱり向こうへ行ってみたい
だから手紙を書いた
叫ぶのは苦手だからね

久しぶりの手紙
何度も何度も書き直しては
時間の隙間に捨てた

よかったのか悪かったのか
今ではよくわからない

だけどやっぱり

届け届けトビラノムコウヘ


b0319629_11143609.jpg

[PR]

by telmanamikan | 2014-03-04 00:57 | 三日月 | Trackback | Comments(0)