絶対正義

私の父は警察官だった
おまわりさんではなく私服の刑事

優秀な刑事だったようで
家には表彰状などが結構あった

それゆえに
父は家族に対しても警察官だった

人類の安全を守る絶対正義
家庭を自分を犠牲にしても悪を追う

それは家の中でも行われた

私は尊敬しながらも
やはり怖くて大嫌いで憎かった

「友達なんかいなくても家族がいるからいいや」
と話してくれた友達がいて
心底びっくりした
そんな考え方が世の中にあるんだと
母は大好きだったけど
早く家を出たかった

捉え方によるのかもしれない
その証拠に
姉はそれほど父を意識してはいなかった

今では
ひとまわり小さく丸まったおじいちゃん

おそらく嫌いな人種であろう私の主人にも
シングルマザーの姉のコドモの面倒もよろしく頼むと
頭を下げた

今さら、と自分でも思う
私も親になったことだし

でもふと思い出す
もっと楽しい時間を過ごしたかった

さて
この話はこのくらいでおしまい
今日でおしまい

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by telmanamikan | 2014-03-05 22:47 | 三日月  

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